資金会計原論Theory of Cash by Funds— 5.3 アーバンコーポレイション
2008月9月23日11:16:43
資金会計原論Theory of Cash by Funds— 5.3 アーバンコーポレイション
緑 「資金構成分析シート」を見ると、運用側のほぼ80%は棚卸資産で占められているのね。
父 異常な大きさだね。棚卸資産は利益の計算過程では売上原価の控除項目として利益であるが、資金別損益計算書では費用(出金項目)となるのだ。棚卸資産は相反する費用と収益の側面を持つ特異な資産であることを資金会計は明確に示している。
緑 8/03期の棚卸資産は1,632億円増加しているのに、決算利益は311億円しかありません。その差額分の利益はどこに行ったの?パパ。
父 凄い指摘だね、緑。売上原価の減少という形で、消えたのだ。資金会計の立場から言うと、差額1,321億円の資金は就寝したということだ。就寝した資金は長短借入金や現金預金の減少等により賄われた。ただ眠っているだけならいいが、利払いと返済というドスが突きつけられているんだ。<このような分析には当期利益より、税引き前利益のほうがよいのかもしれない>
尼寺の主偲ばるゝ秋桜