2009月10月20日09:36:53
資金会計原論Theory of Cash by Funds17.4 リーマンショックの影響
緑 いよいよJAL再生タスクフォースが動き出したわね。
父 資金スコアボードから8/3期に増えた資本金1,498億円は手付かずで9/3期に現預金として繰越されたが、リーマンショックで減った実質損益資金(Cash損失)1,032億円の補填に使用されてしまった。それは現預金1,913億円の減少として現れている。JAL再生タスクフォースが「1,500億円規模の出資を含む最大4,800億円の新規資金調達」を素案として提示していることを理解することができる。ちなみにANAの減った実質損益資金(Cash損失)1,878億円は長短借入金で補填された。
次に財務レバレッジを見ましょう。
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財務レバレッジ |
7/3 |
8/3 |
9/3 |
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JAL |
3.9 |
3.9 |
3.6 |
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ANA |
3.0 |
3.1 |
3.4 |
財務レバレッジからみると、リーマンショックでJALは良くなり、ANAは悪化している。JALは減らした現預金の中から長期借入金を431億円返済している。こんなに現預金を減らしても未だ 現預金>損益資金 の姿は変わらず資金状態の黄信号は点きっぱなしです。JALの現預金はANAの2.7倍で、損益資金はANAの1.5分の1です。JALの財務レバレッジの改善は手放しで喜べません。ANAはとっさのファイナンスでリーマンショックを切り抜けましたが、財務レバレッジの改善が急務です。
不況かなしかと手にある新松子│この記事のURL|