2009年10月28日09:33:02
資金会計原論Theory of Cash by Funds17.8 リーマンショックの影響
緑 8/3期のJAL,ANA両社の付加価値について説明して、パパ。
父 1機50億円以上もする飛行機の運用を業とする両者の固定投資額は大きい、そしてその原資として長期借入金が大きい。このことは資金スコアボードの資金バランスグラフからはっきり解る。大きな資金項目がその企業の特徴となることは、繰り返し述べてきた。
この大きな固定投資が付加価値を産むかどうかが企業存続の鍵となる。両社の8/3期の付加価値率(付加価値がCash利益の何%かをみる指標)を見ると、JALが12.5%、ANAが57.8%でANAが優位である。2期の付加価値合計を比較してみると、JALが-1,005億円で、ANAが-453億円で、付加価値視点でのリーマンショックのダメージはJALが大きい。
過去5期の投資活動によるキャッシュフローの合計額を比較すると下表にる。|
|
5/3 |
6/3 |
7/3 |
8/2 |
9/3 |
合計 |
|
JAL |
215 |
993 |
562 |
262 |
1,057 |
3,089 |
|
ANA |
1,692 |
464 |
1,283 |
698 |
1,111 |
5,248 |
この表の数字が全部航空機に投資されたのではないが、ジャンボ機1機50億円と仮定すると、5期の投資額はJALが61機分に、ANAが104機分に相当する。JALの投資の遅れは資金が不足していたためと思われる。JALは機体の老齢化のため燃費が悪く経営を圧迫した。
晩秋の花舗静謐の色豊か|この記事のURL│