2009年10月29日09:53:38
資金会計原論Theory of Cash by Funds17.8 リーマンショックの影響
緑 資金会計の視点から2社のリーマンショックを纏めてください、パパ。
父
JAL & ANA DATA 20091019.xls(ファイルサイズ:188KB)JAL,ANA2社の資金別損益計算書と資金別貸借対照表を比較しやすいように別のシート「集約表」に纏めました。先ず資金別損益計算書のほうから見ます。9/3期はリーマンショックのあった期なので、8/3期で比較してみることにします。決算書の数字を見ると、売上はJAL のほうが多いが営業利益率はANAのほうが良い。JALの実質損益資金(Cash利益)の少ないのは致命的です。この期にJALは1,498億円の増資をしました。この増資がなかったらJALはリーマンショックを乗り切れなかったでしょう。この増資は結果的に言えば、リーマンショックを予定して前もって資金手当をしたようなことになったということです。ANAはリーマンショックを長短借入金で乗り切りました。JALの増資資金で増えた現預金1,559億円は9/3期に繰越され前からあった現預金354億円の合計1,913億円の現預金とその他(超短期資金)の調達1,177億円とが一緒になって、Cash損失1,032億円(赤字実質損益資金、リーマンショック損)の補填、固定投資に1,675億円(この投資は増資目論見書にあったものと推定)、長期借入金返済に431億円に充てました。
JALは増資額1,498億円がなっかたら、ANAのように借入金に頼らなくては破綻したでしょう、或いは借入金に頼ることもできなかったかも知れません。
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