2009年10月30日09:07:51
資金会計原論Theory of Cash by Funds17.10 リーマンショックの影響
緑 JALの増資は良いタイミングだったのね。
父 「集約表」をスクロールダウンすると、8/3期のJALの増資を長期借入金にした場合の比較表が出てくる。増資額を長期借入金で調達したと仮定したものが仮資金B/Sです。増資した場合にはANAより良かった真正損益資金(オーナーズエクイティ)が2,997億円と大幅に減少します。長期借入金はANAよりやや多かったのが11,276億円と非常に多くなり、財務レバレッジは3.6から4.9に悪化する。ちなみにANAの9/3期の財務レバレッジは3.4でした。
JALは8/3期と9/3期に合計で1,642億円の長期借入金の返済をしています。これは借入金を持分に切替えるDES(デッド・エクイティ・スワップ)だったと思います。予見できないリーマンショックが起きたのですが、結果論から言うとDESの金額は中途半端であったと言えるでしょう。しかしあの増資がなかったらJALはリーマンショックを乗り切ることはできなかったでしょう。
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