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奥井 英作

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資金会計原論Theory of Cash by Funds17.16 今、何故、資金別貸借対照表なのか-続

2009年12月11日12:17:19

資金会計原論Theory of Cash by Funds17.16 今、何故、資金別貸借対照表なのか-続

緑 企業は将来も継続して利益(⊿G)を獲得できるように、固定投資のメンテナンス、新規投資、除却をするでしょう、固定投資が回収されているかどうか、どうやって診るの?
父 緑、そこが今までの財務分析であまり触れられていなかったといってよい。ROAという指標はあったが、分母の総資産はあまりに漠然としていて、ROAを他企業と比較するには不向きです。シュマーレンバッハば購入暖簾を10年で償却したと聞いている。当時の静態論者も10年といっていたそうです。GE社の有名なウエルチCEOの前任者ジョウンズCEO(財務畑出身)は“定期預金の金利も稼げない事業からは撤退し預金にしておく方がましだ”としてGE社の財務基盤の整備をしたと、きいています。当時の日本の定期預金金利は5%でした。ジョウンズCEOの発言はROAを意識していたときいています。償却資産ばかりではなく、土地、無形固定資産、建設仮勘定、投資を含む固定投資を10年で回収できなければ、利益(⊿実質損益資金)が不足しているか、固定投資が過剰なのです。京セラはリーマンショックの期には⊿実質損益資金が赤字だったので付加価値はありませんが、その前年8/03期には固定投資を5年で回収でき、10年での付加価値率は63.8%と高率でした。添付ファイルData for Blog.xls(ファイルサイズ:75KB)の「格付他」シートの「投資効率」をご覧下さい。

結論として言えることは過去の堅実経営により京セラはリーマンショックを乗り切ることができました。まだ余裕がありますが、今後の良い舵取りを期待しています。

                                          侘助や掛軸の歌の秘めし恋