2010年1月19日10:29:27
資金会計原論Theory of Cash by Funds19.1 財務分析のKey Points
緑 実質損益資金がマイナスだと破綻への一里塚であるとの佐藤先生のご認識はキャッシュフロー計算書がわが国に本格的に導入される以前のもので、素晴らしいことと思っています。
父 実質損益資金という概念がしっかり根付いていれば、数々の悲劇は未然に防げたと思っている。我々の努力が足りなかったと反省しています。実質損益資金は[損益資金+売上仕入資金+棚卸資産]です。売上仕入資金は通常 売掛債権>買掛債権 なのでマイナスの場合が多い。棚卸資産は資金の運用なので常にマイナスです。
実質損益資金がマイナスであることの意味は営業活動をすればするほど内部留保が減少し、終には払込資本金をも食い潰していきます。実質損益資金のマイナスは、胃潰瘍の状態で、血液の漏出が続けば命がもたなくなるのと同じなので、マイナスを止める手立てを講じなければなりません。損益資金がマイナスの場合は G—W—G’ の過程で G’<G となることを意味し、資本の循環過程でCashを産んでいないので、資本主義の原則に反し、事業をやる意義がありません。売上仕入資金と棚卸資産で実質損益資金がマイナスにならないように努力することが、経営者の務めです。
政界のドンのやかたの鳥總松|この記事のURL│