資金会計原論Theory of Cash by Funds 24.3 野に伏す龍が目を覚ます時
2010年6月28日15:28:47
資金会計原論Theory of Cash by Funds 24.3 野に伏す龍が目を覚ます時
緑 資金バランスグラフの一番大きい資金が売上仕入資金であることは解りました。この大きさがどんな意味合いを持っているのですか?パパ。
父 会社は事業経営をして生きているんだ。その結果としてより大きなCashを産まなくては給料も払えないし、新規投資もできないし、借入金の返済もできない。
そんな大切な営業活動の結果、Cashが産まれたかを見る指標が⊿実質損益資金です。
⊿は増し分で実質損益資金の増えた額です。換言すればCash利益です。いくら当期利益が計上されていても、Cash利益が増えていない状態が何期も続けば倒産します。FOIの実質損益資金は2008年3月期末には既に赤字で2009年3月期には赤字が39億円増え、実質損益資金の残高は223億円の赤字となりました。5億円の当期利益が計上されているのに、Cashの赤字は39億円でした。
損益資金、売上仕入資金、棚卸資産の関係を資金バランスグラフでみてみましょう。損益資金は通常黒字で調達側にきます。売上仕入資金は通常売掛債権のサイトが買掛債務のサイトより大きいので赤字として運用側にきます。棚卸資産は赤字で運用側にきます。2009年3月期グラフの損益資金の下線を運用側に延長して下さい。この延長線から棚卸資産の下線までの巨大な面積がその期の営業終了時点でCash化されない資金223億円です。資本金の約2倍です。流動比率を良く見せていた数字は巨大な売掛債権だったのです。
半纏の右往左往や鬼灯市