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奥井 英作

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資金会計原論Theory of Cash by Funds 32.1  循環取引

2012年1月19日10:22:24

資金会計原論Theory of Cash by Funds 32.1  循環取引
緑 話の途中になっているオリンパスの話を続けて下さい。パパ。
父 了解、下表は2005/3期~2009/3期の変化を示すハイライトです。
オリンパス(単独)2005/3期~2009/3期の変化ハイライト

単位:億円

固定投資

正味損益資金

長短借入金

超短期資金

現金預金

2005/3期

2,660

-910

1,363

190

642

2009/3期

6,615

-4,713

4,587

304

178

変化額

3,955

-3,803

3,224

114

-464

2005/3期~2009/3期の資金別貸借対照表グラフは階段状で循環取引の存在を示唆しています。1900年代の終りに発生した一千数百億円の財テク損失を飛ばしたその整理を始めたのが上表の期間でしょう。未だ財テク損失整理の道半ばと推定します。
  長短借入金、超短期資金、現金預金を総動員して飛ばした損失は不良資産(固定投資)となってだんだんと整理が進んでいます。

  2006/3期と2007/3期には「Cash>損益資金」の危機信号が出ています。オリンパスは内視鏡カメラやデジカメの競争力のある商品を持っているので、自力で或いはナイトが現れて立ち直ることができるでしょうが危機であることは間違いありません。損益資金が下降線をたどり粉飾をしてもしなくても変わらない正味損益資金も下降線をたどっているからです。
              妻留守の湯冷め心地の主の座