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奥井 英作

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資金会計原論Theory of Cash by Funds—12.15 W. バフェット

5月1日09:03:35

資金会計原論Theory of Cash by Funds—12.15  W. バフェット
緑 2009年4月28日夕刊によると京セラの株価は7,310円と5,000円台の底値から立ち上がってきたところだけど、2009年4月28日日経朝刊は2009年3月期の連結決算は、純利益が前期の72%減の295億円であったと報じているわね、株価収益率(PER)はどうなるの?
父 時価総額:7,310円×1.91309株=13,984.69億円
  株価収益率:13,984.69億円÷295億円=47倍
  純利益が前期と同じと仮定したら
  株価収益率:13,984.69億円÷1,072億円=13倍
純利益が下がると株価収益率はよくなる。京セラの47倍は弱気市場での指標で売り時の指標ではない。今は底値から回復しだしたが、まだ市場は弱気で、永続的競争優位性を持つ京セラの株は買い時というべきだ。優良企業が軒並み赤字決算となっているが、京セラの決算は黒字に終わったのは慶賀の至りである。
          鯡群来死語となりたる鯡漁

資金会計原論Theory of Cash by Funds—12.15 W. バフェット

5月7日08:50:34

資金会計原論Theory of Cash by Funds—12.15  W. バフェット
緑 バフェットと我々との大いなる接点はルール46の内部留保だと思うの。資金会計の資金別貸借対照表は創業以来蓄積してきたCash、損益資金(内部留保)、から出発するでしょう。
父 バフェットは
内部留保:当期利益-配当金-自社株購入額=内部留保 で計算する。京セラの内部留保は
6/03期  697億円-205億円-2億円=490億円 (内部留保割合 70%)
7/03期 1,065億円-207億円-3億円=855億円 (内部留保割合 80%)
当期利益をCash利益(実質損益資金増加額)に置き換えてみると
6/03期  953億円-205億円-2億円=746億円  (内部留保割合 78%)
7/03期 1,913億円-207億円-3億円=1,703億円  (内部留保割合 89%)
  当期利益より真水であるCash利益が大きく、しかもその78%~89%が内部留保として蓄積されていることに、京セラの手堅さを窺い知ることができる。
                      陽炎の隔だつ浄土に遊ぶ子等

資金会計原論Theory of Cash by Funds—12.16 W. バフェット

5月8日10:54:53

資金会計原論Theory of Cash by Funds—12.16  W. バフェット
緑 バフェットとの次なる接点はルール24のCashを生む流動資産のサイクルに注目することね。
父 そのサイクルは現金(G)→棚卸資産→売掛金→現金(G’)です。マルクスの資本主義のサイクルはG(投下資本)→W(商品)→G’(回収資本)ではG’>GでG’-G=利益となり資本主義は維持発展できる。ところがバフェットのサイクルは発生主義のサイクルで、ある時点(例えば、決算日時点)で区切ると最初に投下した現金(G)が全額現金化されないで棚卸資産や売掛金として滞留する。そのためにG’<Gとなる。これを実質損益資金のCash化率と呼ぶ。勿論仕入代金即Cashで支払われるとは限りません。このようにCashを生む流動資産サイクルは複雑で、儲けに対してどれだけCashが実現したかモニターするのが財務管理の要諦となります。この流動資産サイクルを常にモニターできるのがニュー資金別貸借対照表の実質損益資金です。京セラですら創業以来の儲け(損益資金)に対する実質損益資金の割合(資金別貸借対照表ベースでの割合)、Cash化率、は66%~73%です。売掛サイトや棚卸資産に資金が寝ることは避けられないからです。Cash化率は資金別損益計算書でのモニターも欠かせません。実質損益資金が赤字になったら、増資、借入、資産のリストラにより資金手当ができなければ倒産するので、流動資産サイクル管理を怠らないようにして下さい。、
                       明治座へ銀杏若葉の径をゆく

資金会計原論Theory of Cash by Funds—12.17 W. バフェット

5月11日09:09:41

資金会計原論Theory of Cash by Funds—12.17  W. バフェット
緑 ルール35 あまりに高い総資産利益率は、競争優位性の脆弱さを表しているばあいがある。これは言い換えると少ない分母(総資産)で高いROAを示す企業は新規参入が容易となり、永続的競争優位性の弱点となる。
ルール43 わたしたちが探し求める会社は、自己株式調整済み負債比率が0.80以下。
ルール50 巨大なレバレッジを使って利益を作り出している企業は、いつか化けの皮がはがれる。
これらはデュポン等式に関するルールなので、資金会計の立場から纏めて下さい、パパ。
           この木々等何度若葉を産むのやら

資金会計原論Theory of Cash by Funds—12.18 W. バフェット

5月12日09:03:04

資金会計原論Theory of Cash by Funds—12.18  W. バフェット
父 デュポン等式は味わい深い、特に後半 ROA×財務レバレッジ=ROE は示唆に富む。
GE社の先々代CEO レジナルド・ジョウンズ氏は定期預金の利率(当時日本の定期預金利率は5%位であった)も稼げない事業に投資するくらいなら定期預金にしたほうが安全確実だといったときいている。ROA5%以上は稼げよということだ。ただしROAが高い企業でも分母の総資産が手ごろな額だと新規参入者が多くなり、継続的競争優位性がなくなる場合があるので注意しようということだ。ルール43と50は財務レバレッジ(負債比率)のことだ。財務レバレッジ2は負債比率1という関係だ。梃子の棒の長さがレバレッジで、支点までの長さが負債比率ということか。我々は財務レバレッジ2以下が健全としている。緑がコメントしているように、資金会計では自己株式を資本金の控除項目ではなく、流動資金にいれているので、自己株式を資本金より控除することによる過小資本がもたらす高いROAの心配はない。
           老夫婦手を繋ぎゆく夜の若葉

資金会計原論Theory of Cash by Funds—12.19 W. バフェット

5月13日09:06:40

資金会計原論Theory of Cash by Funds—12.19  W. バフェット
緑 ここいらでバッフェトにあやかってお金持ちになる継続的競争優位性のある銘柄選択の資金会計視点からの結論を示してください、パパ。
父 以上バフェットのルールの勉強から解かることは資金会計理論がそのルールをほとんどカバーしているということです。ということは絞り込んだ企業の格付けを見ることです。連結単独共に格付が+5以上で資金状態に危険信号の赤色や注意信号の黄色が点灯してなければ先ず合格です。京セラの格付を見ましょう。
     5/03       6/03        7/03
連結 +8白色    +8白色  +10白色
単独  +9白色   +9白色   +9白色
京セラの格付は連結、単独共に合格です。私はかつて証券会社の方から銘柄を薦められるとCashmirrorで格付をみて+5以上白色なら買いました。損をしたことはありません。ただし残念なことはバフェットの投資態度を知らなかったので、そこそこ利が乗ったところで売ってしまったことです。Buffett.xls(ファイルサイズ:94.5KB) 添付ファイルの「株価の位置をしる」をご覧下さい。私の個人的な意見では京セラは今買い時と思いますが、ご自分の判断で出動してください。
          風立ちて若葉の伝令過ぎ行きぬ

資金会計原論Theory of Cash by Funds—13 資金別損益計算書から財務をみる

5月14日09:16:35

資金会計原論Theory of Cash by Funds—13 資金別損益計算書から財務をみる

父 これから資金別損益計算書から財務を見てみようと思っている。添付フィルの作成に手間取っているので少し猶予を下さい。

資金会計原論Theory of Cash by Funds—13 実質損益資金よりプロデュース社を見詰める

5月18日11:32:39

資金会計原論Theory of Cash by Funds—13 実質損益資金よりプロデュース社を見詰める
やっと添付資料ができましたので、そのファイルをお届けします。
Produce社Blog資料090518.xls(ファイルサイズ:80KB)

資金会計原論Theory of Cash by Funds-13.1 実質損益資金よりプロデュース社を見詰める

5月19日10:04:45

資金会計原論Theory of Cash by Funds-13.1 実質損益資金よりプロデュース社を見詰める
父 故・佐藤幸利先生(1947~2003)は“経営とはCashの分捕り合戦に勝つこと”といわれた。いくら良い決算利益がでても、Cash利益が赤字であっては、その赤字を補填する方策が途切れたときに破綻する。そこでプロデュース社の2006年6月と2007年6月に終わる各資金別損益計算書から赤字実質損益資金が穴埋めされる過程を見てみよう。
  ジャスダック上場の(株)プロデュースは2008年9月26日民事再生法申請した。
プロデュースは1992年に設立された電子部品製造装置、半導体製造装置等を製作、近年は三次元立体塗布装置の開発・製造に注力、新潟県長岡市に本社を置く企業であった。プロデュースは粉飾容疑で証券取引等監視委員会の強制捜査を受け、同社社員も9月19日まで強制捜査の事実を知らず、1週間後突然倒産してしまった。9月24日には監査法人が契約を打切り、8/06期の有価証券報告書の提出が危ぶまれていた。循環取引の疑惑もあった。
                        矢車の向き変はりたり潮時か

資金会計原論Theory of Cash by Funds-13.2 実質損益資金よりプロデュース社を見詰める

5月20日09:06:27

資金会計原論Theory of Cash by Funds-13.2 実質損益資金よりプロデュース社を見詰める
緑 実質損益資金の赤字は継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況の判断の根底となるものね、パパ。
父 これからGoing Concern に関する重要なテーマにはいる。添付したファイルにある「資金スコアボード」をご覧下さい。一番上の行が損益資金です。損益資金は繰越された内部留保に当期決算利益を加え、若干の資金会計理論による調整を加えたものです。とりあえず内部留保と理解しておいてください。損益資金に売上仕入資金(売上債権と買掛債務のサイト差)と棚卸資産の増減を加味したものが、実質損益資金です。実質損益資金増加額は営業活動で実現したCash利益です。どんなに決算利益がよくても、Cash利益が赤字では企業は長続きしません。プロデュースの資金別損益計算書を実質損益資金中心に纏めたのが「資金スコアボード」直下の表です。
                          ブティックの若葉と競ふ神宮前

資金会計原論Theory of Cash by Funds-13.2 実質損益資金よりプロデュース社を見詰める

5月21日10:15:05

資金会計原論Theory of Cash by Funds-13.2 実質損益資金よりプロデュース社を見詰める
緑 実質損益資金の赤字は固定投資や借入金返済のように経営者が資金の使途として意識しなくても、換言すれば実質損益資金の赤字を補填するという意思を示さなくても、資金が調達できた段階で実質損益資金の赤字から自動的に補填されてしまう項目なのね。
父 そうだ。6/06期からみよう。6/06期の唯一の収入は20億円の増資資金です。増資の目的は目論んだ事業への投資額2,091,117千円(549,765当期支出額+1,541,352次期支出額)に当てるためと理由付けられたと思われる。しかし現実には実質損益資金の赤字が補填されてしまう。
実質損益資金赤字を穴埋めしたために、次期の固定投資と次期赤字実質損益資金穴埋めの資金が不足する。その資金を借入れるための呼び水となるように、6/06期に未投資のために余った増資資金で短期借入金の全額が返済され、長期借入金の約四分の一も返済された。そして次期には見事大口の借入に成功しました。今後を予想してみましょう。8/06期に発生する実質損益資金赤字を穴埋めし、膨らんだ借入金の見積返済額244,806千円[(298,058+2,150,000)÷10年]を負担する能力はありません。追加増資、追加借入、固定投資のリストラができれば結構なことですが、その道はもうなさそうです。万事休すです。連続する赤字実質損益資金の発生はいつかその穴埋め手段がなくなり、破綻します。
                            夏めくや二の腕達のうるはしき

資金会計原論Theory of Cash by Funds-13.3 実質損益資金よりプロデュース社を見詰める

5月22日09:30:13

資金会計原論Theory of Cash by Funds-13.3 実質損益資金よりプロデュース社を見詰める
緑 公認会計士はGoing Concern についてコメントしなければならないので大変ね。
父 平成21年4月21日日本公認会計士協会 監査委員会報告74号「継続企業の前提に関する開示について」の改正について 4.継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況として、以下のような項目が考えられるとしている。
<財務指標関係>
・ 売上高の著しい減少
・ 継続的な営業損失の発生又は営業キャッシュ。フローのマイナス
・ 重要な営業損失、経常損失又は当期純損失の計上
・ 重要なマイナスの営業キャッシュ・フローの計上
・ 債務超過
<財務活動関係>
・ 営業債務の返済の困難性
・ 借入金の返済条項の不履行又は履行の困難性
・ 社債等の償還の困難性
・ 新たな資金調達の困難性
・ 債務免除の要請
・ 売却を予定している重要な資産の処分の困難性
・ 配当優先株式に対する配当の遅延又は中止
<営業活動関係> -略―
<その他>    -略―
  これらのことを包摂しているのが実質損益資金(Cash利益)である。詳細についてはその都度述べることにするが、公認会計士がGoing Concernについてコメントする際に立ち返るべき原点が実質損益資金にあることを記憶しておいて欲しい。
              温暖化して自生地のごと棕櫚の花

資金会計原論Theory of Cash by Funds-13.4 実質損益資金よりプロデュース社を見詰める

5月25日09:17:29

資金会計原論Theory of Cash by Funds-13.4 実質損益資金よりプロデュース社を見詰める
緑 プロデュースの売上高、当期利益により投資家も金融機関も騙されました。新聞報道等によればプロデュースは循環取引による粉飾をしていたといわれています。でも資金会計の眼をもってキャッシュフロー計算書をみたら、簡単に騙されなかったと思うの。
Produce社Blog資料090518.xls(ファイルサイズ:80KB)

父 循環取引による粉飾を見破るのは難しいといわれていますが、キャッシュフロー計算書を注意深くみていたら、異常には気付いた筈です。黒字税引前利益と赤字の営業活動によるCFとの巨額の落差、その原因が棚卸資産の増加にあることを知れば、粉飾の存在が疑われた筈です。
6/06期の営業活動によるCF落差 15.5億円 (6.9+8.6)
7/06期の営業活動によるCF落差 21.9億円  (12.2+9.7)
                                            2期合計  37.4億円
   
6/06期棚卸資産増加額      18.3億円
7/06期棚卸資産増加額      18.8億円 
                     2期合計   37.1億円  
                                ビニールに卯の花腐しの傘を入れ

資金会計原論Theory of Cash by Funds-13.5 実質損益資金よりプロデュース社を見詰める

5月26日09:39:44

資金会計原論Theory of Cash by Funds-13.5 実質損益資金よりプロデュース社を見詰める
緑 これからCashmirrorの資金スコアボードからプロデュース社の財務をみるんだけど、。その前に格付を見るんでしょう、パパ。Produce社Blog資料090518.xls(ファイルサイズ:80KB)
父 Cashmirrorの格付は粉飾によって格付数値が良くなっても資金状態との複眼で診るので騙されません、格付数値が+でも資金状態が悪ければ危険信号Redが点るのですぐに警戒態勢に入れます。5/06期から危険信号がでています。
真正損益資金を見ます。これはOwner’s Equityです。プロデュースは3期とも黒字ですが、払込資本金が食い潰されています。特に7/06期がひどい、払込資本金の約70%が無くなっています。前述の監査委員会報告書74号の<財務指標関係>の最後に「債務超過」があります。この真正損益資金が赤字になった場合が債務超過です。実質損益資金の赤字を調達側からみれば、実質損益資金の赤字額だけ払込資本金が欠落していることを意味します。払込資本金が100%欠落して無くなってしまった状態が債務超過です。実質損益資金の赤字を払込資本金と関連付けてみることが大切です。このことは資金スコアボード・グラフを見つめて肝に銘じて下さい。
                               麦笛が今日のトップや目つぶれば

資金会計原論Theory of Cash by Funds-13.6 実質損益資金よりプロデュース社を見詰める

5月27日09:43:46

資金会計原論Theory of Cash by Funds-13.6 実質損益資金よりプロデュース社を見詰める
緑 次に正味損益資金を見るんだけど、正味損益資金は自己資金だけで経営ができるか、借入金をしなければやっていけないかを示すPrimary Balanceの状態を語っているのね。
父 正味損益資金がゼロならば自己資金だけで、企業の核ともいうべき固定投資までを賄うことができたという均衡状態で、Primary Balance とも いうべき状態です。 プロデュースの7/06期の-1,857,564千円は固定投資までの段階で1,857,564千円の借入金が必要であったことを意味します。換言すれば、Primary Balanceは1,857,564千円の赤字ということです。資金別損益計算書の青いセルの数字は固定投資まで終わった段階での自己資金の変動額を示しています。期中に増資があったので、増資による変動額を排除した増資前の自己資本変動額です。前期より今期がプラスであれば資金は成長しています。しかしプロデュースは6/06期には-1,469,048千円[496,103-(-51,899)-2,017,050]でしたが、7/07期は-2,371,917千円[-1,857,564-496,103-18,250]とマイナスが増えたのですから大変な資金悪化です。正味損益資金はPrimary Balanceと資金の成長を示す重要な指標です。
                          雛罌粟や帝国ホテル視野にあり

資金会計原論Theory of Cash by Funds-13.6 実質損益資金よりプロデュース社を見詰める

5月28日09:43:26

資金会計原論Theory of Cash by Funds-13.6 実質損益資金よりプロデュース社を見詰める
緑 正味損益資金は経営活動の結果としてCashが成長したか衰退したかを見る指標となるのね。
父 その前にプロデュースのように順調すぎる売上高と当期利益の伸びからは信じられない資金悪化がある場合、粉飾があったのではないかと疑ってみることが大切です。
   前々期からの損益資金の増加額    +1,759、685千円(2,055,230-295,540)
   前々期からの正味損益資金の減少額 -3,840,965千円* (増資前)
    *-3,840,965=-1,857,564-(-51,899)-2,017,050-18,250
とプロデュースの二つの傾向線が横八字粉飾型を形成し、粉飾の結果の華麗な決算であったとみる。損益資金から固定投資までの通常の粉飾では粉飾前も粉飾後も正味損益資金額は変わらないこと(粉飾によってCashは増えないこと)を我々は知っているのですが、粉飾に走った方々はそのことをご存知ではなかったはずです、でも不足資金額としては2期間で38億円近くの不足額があることを把握していたために、粉飾に走ったと思う。そして7/06期までの2期間の粉飾額は正味損益資金減少額の約38億円であったと推察する。
                            明月院四葩の海に人浮沈

資金会計原論Theory of Cash by Funds-13.6 実質損益資金よりプロデュース社を見詰める

5月29日11:48:32

資金会計原論Theory of Cash by Funds-13.6 実質損益資金よりプロデュース社を見詰める
緑 プロデュース社のように順調すぎる売上高と当期利益の伸びからは信じられない資金悪化がある場合、プロデュース社の場合7/06期には損益資金(+20億円)に対して実質損益資金額(-21億円)と落差は損益資金の2倍以上となった。このことは売上も増え利益も2倍近く計上できたのに、Cash化できない利益が8億円以上あり、その累積額が21億円を超えているのです。そして増資前の正味損益資金の悪化額は-24億円もありました。とても好業績の会社では考えられない末期症状です。このことはッキャッシュフロー計算書からも解かることなのに人々はキャッシュフロー計算書を見ないのかしら?7/06期の税引前当期利益12億円、営業活動によるCF-10億円、その落差22億円の主な要素が棚卸資産の増加額19億円であることから、キャッシュフロー計算書も異常を物語っているのに。Produce社Blog資料090518.xls(ファイルサイズ:80KB)
父 粉飾利益の相手勘定は決算時には棚卸資産になる勘定であったと推測する。2期の棚卸資産の増加額は37億円(18億円+19億円)で、増加した棚卸資産は利益に変身する。利益に変身した棚卸資産増加額37億円は推定粉飾額と近似である。惨めな本当の利益を糊塗するために在庫利益が創出された。
             ユニクロや六月の娘等満ちあふれ