2011年11月1日10:29:20
2011年11月4日11:10:52
PrintData (4).xls(ファイルサイズ:133.5KB)、特にグラフを眺めながら読んで下さい。資金別損益計算書グラフは実数のグラフがペチャンコで見づらいので、10倍に拡大してあります。大王は国庫補助金を特別利益に2011年3月期は6億円計上しています。それなのに大王は当時の井川意高社長に50億円の長期貸付金を計上しています。50億円の内35億円の返済期限は10年超です。23年3月の決算日から3月以内に更に意高氏は60億円の貸出を受けているようです。そんな会社の資金バランスを見たくて、2009年3月期から2011年3月期までのデータをCashmirrorにインプットしてみました。2011年11月9日11:39:37
|
単位:億円 |
2009/3期 |
2010/3期 |
2011/3期 |
|
損益資金 |
1,429 |
2,060 |
1,862 |
|
Cash |
1,369 |
2,068 |
2,135 |
|
実質損益資金 |
-591 |
228 |
33 |
2010/3期と2011/3期のグラフのCashの調達側をご覧下さい。短期借入金が丸々Cash
として残っています。その他(超短期資金)が丸々資金バランスをとるのに使われています。資金繰りがタイトのようです。おまけに長期借入金の一部もCashを残すのに使われています。添付ファイルを開けて下さい。
Olympas SB.xls(ファイルサイズ:135KB)
資金別損益計算書は実数を使うとペシャンコで、その期のCashの増減額形成の過程が解からないので10倍に拡大してあります。この稿を書いている最中、11月9日の日経のトップ記事は“オリンパス損失隠し、含み損最大1000億円超”でした。
代々の当主ダブらせ炉を開く
2011年11月20日12:07:00
資金会計原論Theory of Cash by Funds 32.5 オリンパス
オリンパス(連結) データー・ハイライト
| 単位:億円 |
2006/3 |
2007/3 |
2008/3 |
2009/3 |
2010/3 |
2011/3 |
|
売上高 |
9,781 |
10,618 |
11,289 |
9,808 |
8,831 |
8.471 |
|
当期利益 |
285 |
477 |
579 |
△1,148 |
478 |
75 |
|
|
Y |
Y |
|
|
Y |
Y |
|
損益資金 |
1,544 |
1,905 |
2,622 |
1,429 |
2,060 |
1,862 |
|
実質損益資金 |
△205 |
81 |
414 |
△591 |
228 |
33 |
|
正味損益資金 |
△3,511 |
△3,475 |
△6,334 |
△8,201 |
△5,415 |
△5,055 |
|
固定投資 |
4,616 |
4,876 |
8,076 |
6,897 |
6,753 |
6,150 |
|
Cash |
1,657 |
2,165 |
1,582 |
1,369 |
2,068 |
2,135 |
|
長短借入金 |
4,574 |
4,753 |
6,607 |
6,661 |
6,672 |
6,576 |
|
格付 |
-2R |
±0Y |
-4Y |
-1R |
+1Y |
+1Y |
Y:Cash>損益資金
緑 あれから連日マスコミはオリンパスのことを報道しているわね。
Olympas SB.xls(ファイルサイズ:168KB)
父 20世紀末から始まった投資損失を消す苦悩を探るべく、EDINETで資料を得ようとしましたが、2006年3月期までしか遡れませんでした。気力があればそれより以前の資料を求めて東京証券取引所等に出向くつもりです。先ずオリンパスの2006年3月期から2011年3月期までのデーターハイライトを作ってみました。
2006年から2008年は前世紀末の1千億円超の財テク損失をタックスヘイブンにあるケイマンファンドに「飛ばし」したのを穴埋めするための3期でした。2006年3月期と2007年3月期は「Cash>損益資金」の破滅型でした。この多額のCashは短期借入金と超短期流動資金をやり繰りした原資で賄われました。そしてそのCashは次の期には固定投資に投入されました。固定投資の主な勘定は「のれん」でした。2008年3月期の格付はー4Yと危機的な値を示しています。2009年3月期は2008年9月のリーマンショックの影響もあり正味損益資金は2006年3月期の△3,511億円から△8,201億円と4,690億円のマイナス成長となり翌期から「Cash>損益資金」型がはじまりました。オリンパスの場合は資本金に大きな変化がないので、正味損益資金の比較だけで、自己資金の成長・衰退を知ることができます。
2010年3月期から「Cash>損益資金」が復活しました。2010年3月にはジャイラス買収をめぐり、ファイナンシャル・アドバイザーに4億4千万ドルを支払いました。「Cash>損益資金」型が発生するのは、業績が下降し、近未来に多額のCash流出が予定されている非常に危険な状態で、その意味で破滅型ととらえています。
粉飾チェックをみてみると、2006/3~2008/3期は横八の字の粉飾型です。2007/3~2009/3期は上の線が下降型で粉飾型ではありませんがジリ貧型でしかも正味損益資金(自己資金)は急降下していて、危機状態です。2009/3~2011/3期は上下の線とも上昇傾向にありますが、「Cash>損益資金」型がでているので、近未来に大きな支出が隠れているかもしれないので、気を許すことはできません。
大根干す長き冬場はすぐそこに