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奥井 英作

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資金会計原論Theory of Cash by Funds 33  エフオーアイ実刑判決

2012年3月5日11:40:57

資金会計原論Theory of Cash by Funds 33  エフオーアイ実刑判決
緑 3月1日の日経朝刊39面に“エフオーアイ粉飾 実刑”という見出しの記事があったわね。Cashmirrorでその財務の実体を説明して下さい、パパ。
父 了解。半導体装置メーカーであるエフオーアイの粉飾に対して社長、専務に懲役3年の判決が言い渡されました。入手できた2008/3期と2009/3期の連結データで分析してみょう。
添付資料の資金スコアボードを開けて下さい。FOI 1.xls(ファイルサイズ:101.5KB)
  2008/3期の総資産219億円に対して2009/3期の総資産は286億円と30%も急増しています。その急増の主なものは売掛金です。その売掛金を月商10億円で割ると23ヶ月と約2年分の売上が未回収ということになります。この異常は監査に耐えるために社長や専務が鉛筆を舐めながら、でっち上げた粉飾とは考えられません。協力企業のある循環取引があったと見るのが自然です。223億円の売上仕入資金は奇しくも実質損益資金の-223億円と符合しています。223億円の売上仕入資金は損益資金(33億円)+資本金(120億円)+長期借入金(32億円)+短期借入金(38億円)と殆どの経営資源がつぎこまれ、残りは短期借入金で賄われた33億円の棚卸資産と、27億円のCashです。事業のていをなしていません。2008/3期もほぼ同様な資金バランスです。2009/3期には5億円の当期利益を計上していますが、⊿実質損益資金は-39億円のCash損失でした。粉飾で利益の計上はできても、Cashを欺くことはできません。
  企業格付は2008//3期、2009/3期共に、-11Rの死に態です。倒産シグナルは両期ともRed Zoneに突入し、Cashmirrorから見ると、2008/3期で危険信号が出ていないのが不思議です。
  資金スコアボードの資金バランスグラフをご覧下さい。左側のほとんどが流動資産で流動負債は短期借入金(96億円)+仕入債務(6億円)+超短期債務(9億円)=111億円です。流動比率は258%と優良企業並みです。その他色々の比率分析をしてもエフオーアイは合格点を得ることができるでしょう。比率分析からの脱皮を切に希望します。
  以上説明を言葉にしたので、読みづらかったと思いますが、Cashmirrorのグラフをみれば一目見て資金状態を感じ取ることができます。
             春水にスカイツリーのありにけり

資金会計原論Theory of Cash by Funds 34  富士バイオメディックス

2012年3月12日10:31:46

資金会計原論Theory of Cash by Funds 34  富士バイオメディックス
緑 2012年3月10日の日経夕刊15面に“富士バイオメディックス粉飾 元社長に懲役2年”という記事がでていました。この事件を見直して下さい、パパ。
父 了解。富士バイオメディックスは名古屋証券取引所セントレックス市場に上場していた医薬品開発支援会社です。2008年10月民事再生法の適用を申請して倒産しました。FujiBaio ScoreBoard.xls(ファイルサイズ:84KB)
  添付ファイルの「資金スコアボード」シートを開けて下さい。2期のB/Sに挟まれたP/Lがあります。B/S3期とP/L2期の五つの資金バランスグラフがあります。先ず3期のB/Sを左から順に見て下さい。階段状に総資産が増えていますね。急成長した会社にこの型が現れます。2008年の民事再生法適用申請までの4期の売上高は105,120,182,295億円と輝かしい成長を示しています。富士バイオは本当に急成長したのでしょうか? 急成長した良い会社の実質損益資金は黒字で、しかも段々と増えています。富士バイオの実質損益資金は-7、-8, 0,-41億円とさっぱり成長していません。資金の成長を示す「正味損益資金-資本金等」は-38,-86,-169,-251億円と成長とは真逆の悪化を示しています。「正味損益資金-資本金等」は粉飾をしても、しなくても、変わらないその企業の実相を示すものですから、いかに富士バイオが毎期粉飾を繰り返していたかが解かります。B/Sの輝かしい階段状の姿は空虚な粉飾によるものということができます。B/Sの階段状に増えた総資産の元凶は固定投資という不良資産です。固定投資は⊿実質損益資金(Cash利益)を産み企業を維持していくための種銭です。優良企業の固定投資Cash利益率(⊿実質損益資金/固定投資)はかなり良い値を示していますが、富士バイオの分子は赤字なので、問題外です。富士バイオは当期利益を創出するために、棚卸資産が急増しています。棚卸資産増加による利益がなければ当期利益は赤字です。
  2005/5期~2008/5期の格付は-2R,-1R,-8R,-5Rで、倒産シグナルは-2,-3,-12R、-13Rです。粉飾のため格付はやや良くでています。粉飾チェックは全期を通して横八の字粉飾型です。Cashmirrorは2005/5期より警報を発していますが、2007/5期には決定的な倒産必至の信号を出しています。
              我が顔と背景の空春水に

添付ファイルの印刷について、

2012年3月13日09:53:59

添付ファイルの印刷について、
添付ファイルを開いただけでは印刷ができないようなので、お手数ですが、以下のステップを試みてください。
① Excelの新規作成で空のブックを用意しておきます。
② ブログの添付ファイルを開き、上部の表を選択コピーして新規作成にコピーします。
③ 下部のグラフにカーソルを置き、クリックすると図形としてコピーできますので、新規作成にコピーしてください。
④ そうすると新規作成のシートとしてコピーできます。
お手数をかけ申し訳ありません。

日本をリセットする橋下大坂市長様

2012年3月23日10:25:14

日本をリセットする橋下大坂市長様
憲法の改憲を含む根本的なリセットに取り組んでおられる橋下様、日本を株式会社日本にして下さい。民間では破綻企業の救済策としてDES(Dead EquitySwap)があります。借入金を資本金に切替えるのです。破綻企業は借入金の返済から解放され、新規借入も可能となります。日本人を株主とする株式会社日本ができ、効率的な会社経営ができれば、日本はデフォルトの心配もなく生き返ります。日本の債権者の殆どが日本人である日本だからこそ出来ることです。橋下様日本のリセットを切にお願いします。この件については2010年2月28日のBlogで閑話休題として書きましたので、そのBlogも見て頂ければ幸いです。