2012年03月 
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
記事テーマ
最近のコメント
最近のトラックバック
リンク

キャッシュミラー財務研究所
キャッシュミラー研究と普及の団体です。 セミナ....

≫すべて表示

プロフィール

島田 勝弘

≫ 詳細プロフィール

〇258.ミラー理解のキィ2キャッシュに変換する

2012年3月1日09:42:00

    "収入ゆうても引当金も収入なんかぃ、何かしっくりせんなぁ"
仰せの通りです。
前回、右が収入、左が支出と云いましたが、決算書は"当期利益"を正しく表示するのが目的なので、
いろいろ手が加えられています。
なので、貸借対照表を"現金化"しなくてはなりません。
現金化とは何かミラー0ミラー257
   その科目が現金取引である
   その科目が商取引である
この2っに当てはまるかどうか判定します。この要件に沿わない科目は"無かった事"にするのです。
該当するものを挙げてみましょう
   引当金----引当ですからお金の出入りはありません
   評価損益--有価証券評価益、棚卸資産評価損、
                         為替換算評価損、繰延税金資産
           など、お金が動いていませんね
   BS,PL併せて38科目あります。

これらを消し去ったら、さあ出来ました "ほっかほかのキャッシュバランス" が

   イント
   現金取引で商取引でないものを消去する


〇259.ミラー理解のキィ3 資金別に並べる

2012年3月5日09:00:00

      "解ったような気いするなぁ、ほんで次はどうなる"
いよいよ「ニュー資金別貸借対照表」の作成です
  どうやって作るの?
前回出来た "ほっかほかのキャッシュベース貸借対照表" を上下並べ替えるんです、
上から
  損益資金------剰余金のほか評価損益など包含しますミラー0ミラー259
  売上仕入資金--(売掛債権-買掛債務)です
  棚卸資産------いわゆる在庫ですね
  資本金--------これはそのままです
  固定投資------固定資産と投資、金額は大きいすよ
  長期借入金----借入残高そのまま
  短期借入金----これも同じ
  流動資金------未収入金、預り金など超短期資金
  現預金--------上8項目の合計です、BSの現預金
           と一致します 

   "なんだかキツネにつままれたみたいだ"  
    いえいえ 並べ替えただけですよ

  
 ポイント
   資金別に並べ替える

 


〇260.ミラー理解のキィ④ 現預金列を作る

2012年3月7日09:05:00

      "なになに、列なんか作るの"
そーなんです、ここが重要なんです。よく見て下さい。
まず、支出の左側に列を作ります、現預金列です。
図を見て下さい、現預金列には資金区分ごとに金額がありますね、これは右収入から
左支出を差し引いた金額なのです。ミラー0ミラー260
   損益資金は資金源なので、230 お金があります
     買掛金-売掛金=-22 売掛金の方が多かった
     在庫は経費支出なので、赤字 -50 です
   資本金は全額収入、1000 使えるお金です
   固定投資は支出なので
、-3200
だんだん慣れて来ましたか
   長短借入はお金がドカンと入るので助かります
   流動資金(超短期資金)は忙しく動き+-どちらもありです
"ほっかほかの貸借対照表と随分違うなぁ"  ですって
いえいえ損益資金から現預金まで、位置順序みんな前のままですよ

お疲れ様でした

    ポイント
   右から左差し引いて、収入-支出=現預金 となり
   現預金列の合計が、BSの現預金と一致します


〇261.ミラー理解のキィ⑤ 6っの関所を設ける

2012年3月9日09:04:00

     "関所なんて、なんだか怖そうだな"
前回の「ニュー資金別貸借対照表」の現預金列に、途中小計を設けるのです。ミラー0
   継続損益資金---損益資金+売上仕入資金ミラー261
     (売掛債権、買掛債務をひっくるめて売上仕入資金としています)
   実質損益資金---在庫まで含めたもの
   真正損益資金---資本金までの小計、
                        俗称:オーナー持分資金
   正味損益資金---固定投資までの小計、
            俗称:オーナー残存資金
   安定資金-------長期借入金までの小計
   修正安定資金---短期借入金までの小計  
難しそうな名前が並んでますね、
それぞれ意味があるんですが、なかでも重要なのは、
実質、真正、正味の3資金です。


ということで、お待ちどう様 「ニュー資金別貸借対照表」の完成です。

   ポイント
   重要なのは、実質、真正、正味 の3資金です


〇262.見えないもの

2012年3月13日10:10:28

さて、キャッシュミラーの生い立ち話に脱線してしまいましたが、6回前に提示した疑問
     キャッシュフロー計算書が既にあるし、キャッシュミラー
     無くてもいいんじゃないの、 とんでもございません 
  そこに話を戻しましょう。
まずは絵をご覧ください、若手の営業マンでしょうか、得意げに社長に説明してますね。ミラー0
でも、後ろを見て下さい、この会社6千トンもの在庫を抱えているのです。ミラー262
20トンでは焼け石に水です。
キャッシュフローは "幾ら増えたか減ったか" の数字なので、総量には無関心です。
キャッシュフロー計算書の情報では、在庫総量が幾らあるか分らないのですから。
借金にしても、借りたり返したりの増減額はカウントしますが、借金の残高総額は見えません。
6千トンもあれば、在庫倒産の危険も充分あるでしよう。
ましてや、借入も返せないともなればシグナル点灯です。
    キャッシュフローでいくら良いとこ見せても、内情は "藪の中" なのです。

    キャッシュフロー計算書は1年間のお金の増減。
      お金の総額は不明です。


〇ミラー263.助けて~

2012年3月15日09:23:44

     キャッシュフロー計算書では資金の増減は分かるが、資金の総額は見えません
お金がどこに幾ら使われているか、皆さんは「ニュー資金別貸借対照表」で学びましたね。
お金のシフトの仕方で、会社の財務体質, 資金状態の良し悪しが解るのです。
どこがどの様に悪いか、どうすればよいか、打つ手が見えるのです。
     内部資金が か細く、借金の重圧が
     成長しつつあるか
     粉飾まで見破れます
全て資金のシフト状態、バランス具合から見えて来るのです。
残念ながら、キヤツシュフロー計算書にはその機能が基から欠けているのです。

とは言いながら、キャッシュフロー計算書にも "動きを捉える" 利点がございます。
キャッシュミラーで問題点を把握し計画を立て、キャッシュフロー計算書で実行する、お互い保管するのがよいと思っています。ミラー0
ミラー263
  ミラーとフローは補完しあう仲です 


〇264.川と湖

2012年3月19日09:37:55

       "もう自慢ばっかりで、辟易するょな"
まあそう云わずに聞いてください、
新しい取引先として、ある会社を紹介されたとしましょう。
まず何をしますか? 取引先として大丈夫かどうか瀬踏みするでしょう。
知らねばならない事は多々ありますが、
    倒産しないだろうか
    まさか粉飾はないだろうね
    これから先、伸びていくのかな
ギリギリこの3点は抑えていないといけないでしょう。ミラー0ミラー264
これ、キャッシュフロー計算書で見通せるでしようか

キャッシュフローは流れる川の水、
山や湖の拠り所がないとその量いら計れません。
山林や湖の形と大きさが判断の基となるのです。

      CF計算書でお金の流れは掴めますが
        お金の在り姿は見えません


〇265.まかり通るマジック

2012年3月22日09:05:00

      ニュー資金別貸借対照表が、ナゼそんなに威力を発揮できるのか
2っ挙げてみましょう
   矢印 利益でなく現金である
   矢印 創業来のキャッシュフローである
この2っです。
まず、ニュー資金別貸借対照表が 「利益でなく現金」 ベースになっている事、これは繰り返し何度もお話してきましたね。
 例えば5千万円の在庫があるとしましょう。
 これは5千万円のお金がそこに配置されている状態と云えます。
 時価が下がったため、在庫を2割評価減しました、決算書の在庫は4千万円になります。
ミラー0   でも、お金は5千万円配置されたままですよ、ミラー265
   差額1千万円をドブにでも捨てない限り、つじつまは
   合いません。
お金を消したり虚空から出したりして作り上げたのが「財務諸表」なのです。
でも、キャッシュは嘘をつきません、
現実にそこに在るのですから。

財務諸表をキャッシュ化して経営判断する! そこが重要なのです

          CF計算書ではその見極めは付きません
       
     なぜなら在庫総額が表面に出ないから


〇266.創業来のキャッシュフロー

2012年3月27日09:08:08

      ニュー資金別貸借対照表がなぜそんなに威力を発揮できるのか
先週は、「利益でなく現金」でカウントするからだ、とお話ししました。
今日は、
  ニュー資金別貸借対照表が 「創業来のキャッシュフロー」 であることに触れてみましょう。
このテーマは、ブログの最初の頃に詳しく取り上げましたが、重要な視点なので今一度おさらいしておきます。ミラー0
   1千万円出資して会社を立ち上げました。ミラー266
   そのお金は機械や店舗に使われ、在庫にもなり、
   やがて稼ぎで戻ってきます。
   増やすのはキャッシュ利益 (損益資金) 、
   その為、借入などしながらお金のボリュウムは
   膨らんで参ります。
この増殖過程を "長~い食パン" であると想像して下さい。
この食パンを、ある時点でスライスしてみましょう、断面が現れましたね。
  この断面がお金の状態、お金がどの様に使われているかを
  表しているのです。ニュー資金別貸借対照表です。
  同時にこの断面は、パンのスタート時点から現在に至る「創業来のキャッシュフロー」そのものなのです。

      CF計算書はこのスライスした
       1枚の食パンです


〇267.時を超えて

2012年3月30日09:44:00

    "創業来のキャッシュフロー" なんて、よく云うよ、何のこっちゃわからん!
突然、長い食パンを持ち出して "創業来のキヤツシュフロー" だと云われても困るの事ですね。ミラー0
でもこれ、そうなんです。ミラー267
次の様に考えて下さい、いいですか、
   創業して10年経ちました
   10年間お金は動いています
   キャッシュフロー計算書は、ここ1年間のお金の
        増減ですが
   ニュー資金別は、10年間のお金の増減
         なんです。
創業時はゼロからの出発なので、現在までの状態がそのまま "創業来のキャッシュフロー" になります。
図を見て下さい、1年間と10年間の違いだけで、いずれもキヤツシュフローなのです。
この10年間のキャッシュフロー、そこには数々のドラマがあります。
だからこそ、企業の実態が見えて来るのです。

       ニュー資金別貸借対照表から
         数々のドラマを読み取りましょう